インドネシア中銀、予想通り金利据え置き ルピア安定に向け

1月17日、インドネシア中央銀行は、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を予想通り6.00%に据え置いた。写真は2020年9月、ジャカルタの同行前で撮影(2024年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシア中央銀行は17日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を予想通り6.00%に据え置いた。ルピア相場の安定と今年のインフレ目標に沿った判断だとしている。
翌日物の預金ファシリティー金利と貸出ファシリティー金利も据え置いた。中銀は昨年10月以降、政策金利を据え置いている。
2024年のインフレ率目標は1.5─3.5%と、23年目標(2─4%)から引き下げている。
24年の成長率見通しについては4.7─5.5%で維持。23年の予想は4.5─5.3%だ。
インフレ率が目標内に収まっていることから、大半のエコノミストは次の動きは利下げになると予測。ただ、時期については意見が分かれており、ルピア相場の安定次第となりそうだ。
ルピアは金利据え置き発表に反応薄。前日比0.34%安の1ドル=1万5640ルピア前後で取引されている。