ニュース速報

ワールド

米投票制限法、アップルなど100社超が異議唱える共同声明 

2021年04月15日(木)09時36分

 アップルやアマゾン・ドット・コム、フォード・モーター、スターバックスなど100社超の米企業が有権者の投票権制限につながる法律に異議を唱える共同声明を発表した。写真は1月、ジョージア州マリエッタの投票所前で撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)

[14日 ロイター] - アップルやアマゾン・ドット・コム、フォード・モーター、スターバックスなど100社超の米企業が有権者の投票権制限につながる法律に異議を唱える共同声明を発表した。

この法律は南部ジョージア州で既に成立。不在者投票の身元確認を厳格化するほか、投票所に並ぶ有権者に水や食べ物を提供することを禁止する内容。テキサスやアリゾナなど他州でも同様の法案が検討されているが、投票権保護に取り組む活動家からは、黒人らマイノリティー(少数派)を標的にしているとの批判が出ている。

声明は14日付ニューヨーク・タイムズ紙に2ページの公開書簡の形で掲載された。「われわれは投票権を守る責任を感じるべきであり、資格ある有権者の平等で公正な投票機会を制限したり妨げたりする差別的な法律や措置に反対する」としている。

アメリカン・エキスプレスのケネス・シュノールト前最高経営責任者(CEO)と米製薬大手メルクのケネス・フレージャーCEOがこの取り組みを主導した。両者は10日、企業幹部や投資家、弁護士など約100人と「Zoom(ズーム)」でビデオ会議を開き、対応を協議した。

シュノールト氏はロイターの取材に対して「企業が民主主義の基本原則を主張することは重要で、最も基本となるものは投票権だ」と語った。

共和党からは企業幹部のこうした動きを批判する声が出ている。共和党の上院トップ、マコネル院内総務は先週、「米企業のトップに対する私の助言は、政治に口出しするな、ということだ。このような大きな争いでどちらか一方の側につくべきではない」と警告した。

共和党は、昨年の大統領選で不正投票が行われたとのトランプ前大統領の主張を踏まえ、不正投票を防ぐためだと主張する。一方、反対派は、共和党に投票しない傾向のある有権者の権利を奪うことを目的としていると批判している。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=円反発、156円ちょうど近辺 日銀総

ビジネス

米国株式市場=反落、テクノロジー株が安い ダウは横

ワールド

米イラン核協議で進展、合意になお隔たり 来週に実務

ワールド

米ウクライナ、ジュネーブで高官協議 ロシア特使も現
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 7
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 10
    「3列目なのにガガ様が見えない...」観客の視界を遮…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中