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テスラCEO、連日の株高で18億ドル相当の報酬に近づく 

2020年07月09日(木)08時29分

 7月8日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO、写真)は、連日の同社株の上昇で、間もなく18億ドル相当の報酬を手にする見通し。2019年11月、ドイツのベルリンで撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、連日の同社株の上昇で、間もなく18億ドル相当の報酬を手にする見通し。時価総額や業績に連動した報酬で、ここ2カ月で2度の多額報酬となる。

テスラ株は、販売台数の好調などから過去7営業日40%超上昇し、時価総額は2590億ドルに膨れ上がった。それに伴い同社の6カ月の時価総額平均は1380億ドルと、過去最高に達した。

2018年に定めた報酬体系に基づくと、テスラの時価総額平均が1500億ドルを超えた時点で、売上高などの要件を満たしていれば、マスク氏にはテスラ株を取得する権利(オプション)が与えられる。

5月に時価総額平均が1000億ドルを超えた時点でマスク氏は既に、12回分(12トランシェ)で構成されるこの権利の最初の部分を手にしている。

今後も時価総額と業績が要件を満たすたびにこの権利が与えられ、毎回テスラ株168万株を1株当たり350.02ドルで購入することができる。

テスラの現在の株価(1397ドル)で算出すると、仮にマスク氏が5月のトランシェで得た株を売却した場合、18億ドルの利益を得る。さらに今回の株価急上昇で時価総額平均が1500億ドルに達すれば、マスク氏はさらに18億ドルの利益を手にする。

ロイター
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