ニュース速報

ビジネス

東京マーケット・サマリー(18日)

2017年08月18日(金)18時19分

<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の109円前半。株安を眺めて上値の重い展開が続いた。前日海外市場で、スペイン東部バルセロナの車両突入事件で死者が出たとの報道や、ゲーリー・コーン米国家経済会議(NEC)委員長の辞任観測などを受けてドルが売られた流れを引き継いだ。夕刻に入ってもドル/円の軟調な動きは続き、一時109円を割り込む場面もみられた。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は大幅に3日続落した。終値は節目の1万9500円を割り込み、5月2日以来約3カ月半ぶりの安値で引けた。米政治不安やスペインでのテロとみられる車両突入事件などを受け、外部環境への懸念が高まった。為替が1ドル109円台前半まで円高に進み、主力輸出株は総じて軟調だった。後場は日銀ETF(上場投信)買いの期待もあったが、指数を押し戻す力はなかった。今週末の海外情勢も不透明との見方から、リスク回避の売りやポジション調整売りが出て終日軟調な展開だった。

東証1部騰落数は、値上がり279銘柄に対し、値下がりが1672銘柄、変わらずが72銘柄だった。

<短期金融市場> 17時22分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.052%になった。週末を迎えたが、準備預金の積み期序盤で資金調達意欲は限られた。ユーロ円3カ月金利先物は期先中心限月に強含み。

国庫短期証券(TB)買い入れ結果はしっかり。新発3カ月物は一時前日比0.007%低いマイナス0.144%に低下した。

<円債市場> 

国債先物中心限月9月限は前営業日比11銭高の150円71銭と反発で引けた。前日の米債高を受けて短期筋の買いが先行。リスクオフの流れから日経平均株価が一時前日比250円超の値下がりとなったことも買いを誘った。週末で上値を買い進む材料に欠け、日中は狭いレンジでの値動きとなったが、引けにかけて再び買われて高値引けとなった。

現物市場が底堅い展開。日銀が実施した3本の国債買い入れのうち、「残存1年超3年以下」「残存3年超5年以下」を対象にした国債買い入れで好需給を反映した順調な結果となったことを受けて、中期ゾーンに短期筋の買いが入った。5年債利回りは一時マイナス0.105%に低下、2年債利回りは一時同1bp低いマイナス0.130%と7月5日以来の水準に低下。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値はマイナス0.035%。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カナダ、石油パイプライン新設提案「可能性高い」とカ

ワールド

ガザ停戦合意をトランプ氏が支援、イスラエル首相が会

ワールド

プーチン氏「グローバリゼーションは時代遅れ」、新興

ビジネス

5月実質賃金2.9%減、5カ月連続 1年8カ月ぶり
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    アリ駆除用の「毒餌」に、アリが意外な方法で「反抗」...意図的? 現場写真が「賢い」と話題に
  • 3
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」だった...異臭の正体にネット衝撃
  • 4
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 5
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 6
    コンプレックスだった「鼻」の整形手術を受けた女性…
  • 7
    「シベリアのイエス」に懲役12年の刑...辺境地帯で集…
  • 8
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 9
    ギネスが大流行? エールとラガーの格差って? 知…
  • 10
    孫正義「最後の賭け」──5000億ドルAI投資に託す復活…
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 4
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 5
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 6
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 7
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 8
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 9
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 10
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中