20世紀の巨大なシステムは、このようにして「卵」であるわれわれを抑圧し、押し潰すものだった。しかし21世紀の新しいパワーの構造の下では、われわれと、また別の「われわれ」との相互作用によってシステムは生まれ、システムはわれわれや「われわれ」と一体化しながら駆動していく。
この構造の下では、もはや「反権力」という立ち位置は有効ではない。これからはわれわれ自身が、政府やさまざまな組織、個人とともに不断のパワーを作っていく時代なのだ。
20世紀の巨大なシステムは、このようにして「卵」であるわれわれを抑圧し、押し潰すものだった。しかし21世紀の新しいパワーの構造の下では、われわれと、また別の「われわれ」との相互作用によってシステムは生まれ、システムはわれわれや「われわれ」と一体化しながら駆動していく。
この構造の下では、もはや「反権力」という立ち位置は有効ではない。これからはわれわれ自身が、政府やさまざまな組織、個人とともに不断のパワーを作っていく時代なのだ。
フリージャーナリスト。1961年兵庫県生まれ、毎日新聞社で事件記者を務めた後、月刊アスキー編集部を経てフリーに。ITと社会の相互作用と変容をテーマに執筆・講演活動を展開。著書に『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『キュレーションの時代』(ちくま新書)、『当事者の時代』(光文社新書)、『21世紀の自由論』(NHK出版新書)など多数。