2つの大国の狭間で

中国との関係構築を図る西側首脳は、経済的リスクを分散すると同時に、米国に強圧的姿勢を改めさせる効果も期待している。しかし、トランプを相手にする限り、その狙いは空振りに終わる可能性もある。

中国から譲歩を引き出せないのに、トランプ政権からの反発だけを受けるという深刻な結果になりかねないと、ガルシア・エレロは語る。

「中国からは幻滅して帰国し、国内では『NATOを危険にさらした』と責められる。その上トランプがやって来て、100%の関税を課すと言う。何のための訪中だったのか、となる」と、彼女は言う。「そのリスクを取るには、相当な見返りが必要だが、中国はそれを提供していない」

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