
20代は10代の答え合わせ、30代は20代の答え合わせ
自己啓発本を読んで「いいことを知った」で終わり、行動に移さずに終わった経験を持つ人は多いだろう。そんな人に、多くの書籍を読んできた岸谷さんがおすすめする読み方は「浸る」こと。
自分を変えるためではなく肯定するために、今の自分を投影しながら読んでいるのだそうだ。
「何十万円もかかるサービスでも人を変えることは難しいのに、たかが本の一冊で人が変わることなんてあり得ません。自分を変えようとするのではなく、自分を奮い立たせるために、その世界観に浸るのがおすすめです。
自己啓発系の本は読んでいて苦しくなることもありますが、この本はとても読みやすいですよ」
最後に岸谷さんに「20歳のときに知っておきたかったこと」を尋ねると、「全然ないんですよね......『筋トレとランニングやっとけよ』っていうくらい」と軽快にかわされた。だがその言葉の裏には、確固たる信念がある。
「20代は10代の答え合わせであり、30代は20代の答え合わせ。そこでどれだけやり切れたかで、次の年代が変わってくるはずです。
若さは誰もが持っていて、誰もが失う才能だから、ただただ失うのではあまりにもったいない。『若い』『学生』というだけで、大抵の失敗は許されます。今のうちにいかに失敗して、いろんな大人に怒られて、許されるかが、今後の人生を決めていくと思います」
本書のターゲットと同世代である岸谷蘭丸さんからの、嘘のない直言。それは、失敗を恐れて行動を躊躇する若者たちにとって、背中を強く押す「最高のエール」になるはずだ。
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岸谷蘭丸(きしたに・らんまる)/2001年生まれ。実業家、MC・コメンテーター。SNSで柚木蘭丸として活動し人気を集めていたが、2024年12月に俳優の岸谷五朗、岸谷香の長男であることを公表し話題に。留学支援サービス「MMBH留学」代表であり、Z世代の論客としても活躍する 写真:遠藤宏
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