コロンビアは世界最大のコカイン生産国であり、それを国内外へと流通させるネットワークが存在する。隣国ベネズエラはその中継地となっており、カリブ海を経由して米国や他国に密輸されている。一部では汚職に関与する当局者の存在も指摘されている。
こうした背景のなかで実施されている麻薬密輸船に対する空爆に対しては、米国内でも合法性や正当性を疑問視する声が上がっている。
米軍によると、12月4日には東太平洋上で小型ボートを標的とする22回目の攻撃を実施、4人が死亡したと発表した。これにより同様の軍事行動による死者数は少なくとも86人にのぼった。
コロンビア北部ラ・グアヒーラ州の警察関係者がAFP通信に語ったところによると、2人の遺体は12月4日に地元漁師が利用する海岸で発見された。死因は不明だという。
ペトロは、1928年の「バナナ虐殺」を引き合いに出した。米国資本のユナイテッド・フルーツ社にストライキを行った労働者数百人が、米政府の圧力を受けたコロンビア軍に殺害された事件だ。外圧と暴力は現在の空爆と構造は同じで、歴史の繰り返しだと非難した。
次のページ