【僧侶が一日のやるべきことほとんどを午前中にすませる理由】

修行中の僧侶は、一日のうちのやるべきことをほとんど午前中にすませるようにします。また、晩課ばんかという夕方のお勤めからの時間は、基本的に何をしてもよい自由な時間になります。

僧侶の生活は、こうして必ず余白の時間を設けます。その時間に何をするか、どのように自己と向き合い、何を感じ取るか。これもまた修行の一環でもあるのです。

忙しくても、生活の中に余白をつくる。それこそが豊かなものを生み出す、宝のような時間になることを覚えていてください。

【人の悩みの大半が「人間関係」】

ところで、人の悩みの多くは、人間関係からくるものです。

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人間関係のもつれは、相手がいなくなれば問題はなくなりますが、ずっと継続してつき合っていかなくてはならない相手であれば、何とかしなくてはと考えます。

そのとき、「相手のこんなところが変わってくれたら」とつい思ってしまうことはないでしょうか。

ところが、相手の苦手な部分を遠回しに指摘したところで、素直に肯定してくれることは滅多にありません。むしろ、へたに刺激すれば怒り出されるだけでしょう。

【相手を変えようとしない】

相手は変わるどころか、ますます意固地になり、解決からは遠のいてしまいます。それどころか、自分の思い通りにならないことに、かえってストレスが増すばかりです。

人の性格や行動パターンを変えようとすることほど、不毛なものはありません。

誰であれ、小さい頃から何十年と培ってきた性格や習慣が、一朝一夕に変わるはずはないのです。

家族など近しい関係にあると、なおさら相手を変えようと躍起になったりしますが、変えようと思えば思うほど、お互いにストレスがたまり、泥沼にはまっていくばかりです。

友人にしても、生まれた場所も、育った環境も、受けた教育も、何もかも違ったりするわけです。

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