ミズナラとフレンチオーク、2種類の樽材からつくられる特別な樽

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自社の所有する集中熟成庫で膨大な数の樽を管理。それぞれのウイスキー原酒の特徴や熟成具合を見極めた上で、製品に使用する

「最高の品質のウイスキーを生むため、我々のブレンディングチームでは常にいくつもの実験的なプロジェクトを行っています。今回のユニティカスクも、実はそうした実験的な試みとして始めたもの。ところがその結果があまりにも素晴らしく、私のほうからぜひ製品化させて欲しいとお願いしたのです」

サンディがそう話す"ユニティカスク"。使われているのは、日本の洋樽メーカーがつくったミズナラの新樽(一度も熟成に使用していない樽)とフレンチオークの新樽。それらを一度バラした上で、合体させるように約400Lの樽として再構築する。それぞれの新樽にはあらかじめ内面を焦がす処理がされており、樽の個性を残すために組み替え後の内面処理は行わない。

使用する樽材の割合から内面処理の方法まで、サンディが率いるブレンディングチームで何度も実験を繰り返し、ベストな手法を導き出していったという。

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シーバス・ブラザーズ社にDNAとして息づく"芸術的なブレンディング"を受け継ぐサンディ。同社が所有する膨大な数の樽の中から、ユニティカスクでの熟成に適した原酒を厳選した

「これまでに手がけた中で最もプロセスが複雑なウイスキー」。そうサンディが話す通り、この新たなウイスキーの製造プロセスは驚くほどに複雑だ。

「他のお酒の熟成で使われたバーボン樽やシェリー樽などに比べて、新樽ではよりウイスキーに付与される影響が大きくなります。そこで今回の『シーバスリーガル ユニティカスク 12年』では、新樽からの影響に負けないボディ感の強い原酒を選びました。そうして選んだ複数のモルトとグレーン原酒をそれぞれユニティカスクに詰め、原酒ごとにフィニッシュをかけた上で最終的なブレンドを行っています。樽の影響が強すぎるとバランスが崩れてしまうので、数週間おきに原酒の熟成具合をチェックして最高のタイミングを見極めていきました」

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サンディが抱いた日本のウイスキーづくりやクラフトマンシップ、そしてウイスキーファンへの敬意からスタートした"ミズナラシリーズ"。一般的な樽に比べて数倍のコストになるという希少なミズナラ樽を、同社では毎年確保して熟成に使い続けている

シーバスリーガル ユニティカスク 12年の詳細はこちら

重視したのは「味わいのバランス」