<この瞬間のために人生の全てをかけて努力してきた選手たちに不敬という声も>

トルコ人シェフ、レストラン経営者で「塩振りおじさん」として知られるソルトベイ(本名:ヌスレット・ギョクチェ)がW杯の優勝トロフィーにキスする映像が拡散され、アルゼンチンの栄光の瞬間を乗っ取ったとしてソーシャルメディア上で非難を浴びている。

ソルトベイは5年前にステーキに塩をかける動画が拡散され、一躍有名になった。彼の経営するレストランでは、金箔でコーティングしたステーキに1000ドル以上の値段が付けられている。

このシェフは決勝戦が終わるとピッチ入りし、フランスに勝利したアルゼンチン代表選手たちの歓喜の輪に加わろうと試みる。そのなかでリオネル・メッシと2ショットを撮るために、あまり乗り気でなさそうな本人の腕をしつこく握って離さない様子がカメラに記録された。クリスティアン・ロメロ、リサンドロ・マルティネスと一緒にトロフィーに塩を振るジェスチャーも披露。

【動画】クリスティアン・ロメロからトロフィーを取り上げてキスするソルトベイ

さらにFIFA(国際サッカー連盟)の規則に反してトロフィーを持ち、キスをする彼の写真はネット上で批判の的となり、「ゾッとする」「気持ち悪い」といったコメントも数多く寄せられた。FIFAの厳格なルールによれば、純金のトロフィーに触れることが許されているのは、優勝チームのメンバー、FIFA役員、それに国家元首のみだという。

こうした奔放な振る舞いに対し、あるインスタグラムのユーザーは「なんて恥なことだ。どうして人々がまだこの男の高価な料理に金を払い、彼のレストランを支えているのか理解できない」と漏らした。

この瞬間に立ち会うために人生の全てをかけて努力してきた選手たちに対して不敬だという内容のコメントも見られる。

他にも彼のレストランへのボイコット運動を呼び掛ける声もあった。

【動画】執拗に2ショットを迫るソルトベイと怪訝な表情のメッシ

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