スモールビジネスではそんなことを追求しない。既に金が払われており、サービス提供者も儲かっている状態の市場に参入し、その金を少しかすめ取る方法を必死に考えて実行するのがスモールビジネスである。大企業は大量の機会損失を出している。そのおこぼれを貰うだけで数億円の売上は立つのだ。エクセレントカンパニーのゴミ拾いをしよう。

鉄板のスモールビジネスの9業態

儲かっているスモールビジネスオーナーのビジネスモデルは似ていることが多い。前項で説明した基本条件の1〜5全て満たすビジネスが少数ということだろう。

私の周囲の儲かっているスモールビジネスオーナーは、以下のビジネスを行っていることが多い。


・デジタルメディア
・広告運用(D2Cを含む場合もある)
・人材派遣・SES(広義の人材派遣を指す。常駐型コンサルティングを含む)
・コンサルティング
・システム開発
・不動産運用
・営業代行
・教室
・フリーランスマッチング

本書で紹介する領域選定と組み合わせれば、これらのビジネスは上で挙げた条件を満たすことが比較的少ない資本で、前述した基本条件1〜5を満たすことが可能である。他にもスモールビジネスに適しているビジネスがあると思うが、まず上のモデルを検討してみてはいかがだろうか。

とにかく、小規模ながら安定・着実に稼いでいるスモールビジネスを発見したら、マイナーチェンジコピー品を作れないだろうか? と考えて欲しい。

このとき、ビジネスモデルに差別化を求めるのではなく


・顧客セグメント
・仕入先
・そこに関連するコンテンツ

こそが差別化を生むと考えよう。

武田所長(たけだしょちょう)

経営者
大学卒業後、戦略系コンサルティングファームに入社。退職後20以上のスモールビジネスを展開し、それぞれ売上年間数百万円〜10億円。トレンディ・ハイリスクなベンチャービジネスではなく「安定・着実」に売上100億円程度を目指すスモールビジネスを推奨する。スモールビジネスの事例や手法を解説・紹介し強い個人が活躍する時代を作るという狙いのもとに初の著書『スモールビジネスの教科書』(実業之日本社)を執筆。

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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