必見のパフォーマンス

ザ・フー

アルバム『トミー』の全曲を熱演した。かなり長いが「ピンボールの魔術師」はすごいし、「スパークス」のインストゥルメンタルは躍動感に満ちた名演奏だ(残念ながら映画ではカットされている)。

途中で反戦活動家のアビー・ホフマンが乱入するハプニングもあったが、ピート・タウンゼントが放った「うせろ!」の一言は痛烈だった。

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ザ・フー(写真はロジャー・ダルトリー) RBーREDFERNS/GETTY IMAGES

ジミ・ヘンドリックス

米国歌「星条旗」の演奏はまさに伝説的だが、登場したのが最終日の遅くで、多くの観客が帰った後だったのは不運。ファンクやジャズの要素を取り込んだ新曲への反応はいまひとつだ。圧巻は「パープル・ヘイズ」を歌い上げ、空にキスするシーン。

スライ& ザ・ファミリー・ストーン

まさに神懸かり的な名演で、ウッドストックの主役の座を奪ったのがスライ・ストーンだ。ベース兼ボーカルのラリー・グラハムもいいし、トランペット兼ボーカルのシンシア・ロビンソン(そしてあの髪)もすごい。

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スライ&ザ・ファミリー・ストーン(写真はスライ・ストーン) MICHAEL OCHS ARCHIVES/GETTY IMAGES

ジョー・コッカーとグリース・バンド

これぞライブの醍醐味といえるのが「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」。コッカーの肉声は実に生々しくてダイナミック。バックバンドによるファルセットの歌声も素晴らしい。

サンタナ

名曲「ソウル・サクリファイス」は当時20歳のマイケル・シュリーブのドラムソロが秀逸。ちなみにキーボードのグレッグ・ローリーは「サンタナ」と「ジャーニー」という2つのバンドでロック殿堂入りを果たしている。

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サンタナ MICHAEL OCHS ARCHIVES/GETTY IMAGES

50年たっても現役組

(一部のみ)ザ・フー/ホット・ツナ/ジョーン・バエズ/メラニー/ジョン・セバスチャン/カルロス・サンタナ/カントリー・ジョー・マクドナルド/ジョン・フォガティ/さまざまな構成のクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

<本誌2019年8月6日号掲載>

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