中国自動車大手の北京汽車集団は23日、独ダイムラー株式5%を取得したと発表した。浙江吉利控股集団がダイムラーとの関係強化で有力な競争相手となっていることを意識した動き。
ダイムラーは出資を歓迎すると表明した。ダイムラーは2013年から北京汽車の香港上場子会社に資本参加している。
北京汽車の徐董事長は声明で「今回の株式取得は、ダイムラーの経営陣や戦略との連携および強いサポートを強固にする」と表明した。
ロイターは5月、北京汽車集団がダイムラー株式最大5%の取得を模索していると、複数の関係筋の情報として伝えていた。
ダイムラーを巡っては、2018年に浙江吉利控股集団の李書福董事長がダイムラー株9.69%を取得し、以来、両社は提携を強化している。
吉利はコメントを差し控えた。
電気自動車のバッテリーはコストが高く、手頃な価格での組み立てが困難なことから、自動車メーカーの間では中国のパートナーとの提携を模索する動きが続いている。
ダイムラーは3月、「スマート」ブランドの次世代電気自動車を中国で生産することで吉利汽車と合意した。
[フランクフルト 23日 ロイター]

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます