Helen Clark Rajasik Mukherjee

[2日 ロイター] - 日本の石油ガス開発大手INPEXが豪北部ダーウィンで操業するイクシス液化天然ガス(LNG)施設で2日、労働者が労使交渉を巡り限定的なストライキを開始した。労働組合側は来週、大規模なストを実施すると警告しており、LNGの生産や積み出しに支障をきたす可能性がある。

同施設はオーストラリアのLNG供給量の約10%を占める。イラン戦争でカタールの施設が損傷したことを受けて、オーストラリアは現在世界第2位のLNG輸出国となっている。

オーストラリア労働組合(AWU)とオーストラリア海事労働組合(MUA)で構成する労働組合団体「オフショア・アライアンス」は、公正労働委員会が仲介した交渉でも賃金や労働条件を巡る主要な要求が解決しなかったため、ストに踏み切ったと説明した。電気労働組合(ETU)もストに加わった。

当初は午前と午後に各2時間ずつ作業を停止するなどの内容にとどまる。

ただオフショア・アライアンスは、6月11日から23日まで、さらに大規模かつ包括的なストを実施する旨を通知している。

INPEXのビル・タウンゼント上級副社長(コーポレート担当)は電子メールの声明で、「INPEXはイクシスLNGでの安全な操業の維持に引き続き注力している。とりわけ、世界のエネルギー市場が混乱する中、インド太平洋地域の重要な貿易相手国への信頼できるエネルギー供給の確保に努める」と述べた。

オフショア・アライアンスは先週、INPEXとの交渉で進展が見られたことを受けてストを見送っていた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。