[上海 1日 ロイター] - 中国料理宅配大手の美団が1日発表した、第1・四半期決算は、売上高が前年同期比5.6%増の910億元(134億5000万ドル)となり、アナリスト予想平均と一致した。調整後損益は49億7000万元の赤字を計上し、3四半期連続の赤字となったが、赤字幅は前四半期の151億元から縮小した。前年同期は109億元の黒字だった。
中国における「インスタントリテール(1時間以内の配送)」市場を巡っては、2025年初頭にアリババ傘下の淘宝網(タオバオ)や京東集団(JDドットコム)など電子商取引(EC)大手が相次いで参入。補助金に支えられた激しい競争が繰り広げられ、美団の売上高の伸びと利益は数四半期にわたり圧迫されてきた。
しかし、中国の規制当局がインスタントリテールでの値引き競争を「底辺への競争」と批判を続けたことで、2026年初頭以降は業界がより正常な成長段階に入り、料理宅配プラットフォーム上での値下げ競争は沈静化の兆しを見せている。
美団の王興・最高経営責任者(CEO)はアナリストらに「業界全体の補助金政策がようやく合理化されつつあり、経営効率やユーザー体験という基本に回帰する動きがみられる。この変化はわが社の強みを活かす追い風になる」と述べた。