[北京 1日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手のBYD(比亜迪)が発表した5月の世界販売台数は、前年同月比0.3%増の38万3453台となった。8カ月連続で減少していたが、過去最長の落ち込みに歯止めがかかった。証券取引所に提出した1日付の書類で明らかになった。
同書類に基づくロイターの試算によると、5月の生産台数は同8.8%増となり、2025年7月から続いていた減少基調から反転した。
5月の海外販売は前年同月比80.4%増の16万0644台だった。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰を背景に、欧州や新興国市場でEV需要が拡大したことが追い風となった。
一方、国内市場は依然として厳しく、景気減速や政府補助金の縮小に伴う消費需要の鈍化が打撃となり、5月の国内販売は同24%減と、13カ月連続のマイナスを記録した。
BYDをはじめとする中国メーカーは欧州で勢いを増している。ただ、国内市場では激しい価格競争が続き、BYDの販売拡大戦略の柱である低価格セグメントは特に打撃を受けている。