[1日 ロイター] - 米シティグループは1日、銅価格の見通しを引き上げた。供給の逼迫、底堅い世界経済成長、米国の精錬銅関税への懸念が理由だ。一方で、中東情勢の緊迫化や金利を巡る不透明感が短期的なリスクになるとも警告した。

銅価格は6月中にトン当たり1万4500ドルに達し、6―12カ月以内に1万5000ドルまで上昇すると予想した。従来の予想は短期が1万3000ドル、6―12カ月先が1万2000ドルだった。

電化の進展や人工知能(AI)関連需要の拡大に加え、供給面での制約が続き、価格上昇圧力は下振れリスクを上回るとみている。ゴールドマン・サックスも1日、2026年末時点の銅価格予想を従来の1万2465ドルから1万3735ドルへ引き上げた。

シティのアナリストは「少なくとも今後数カ月間は、世界経済やリスク資産市場はホルムズ海峡封鎖の影響に対して比較的耐性を示すと考えている。また、将来的な合意により、さらに早期に上振れする可能性もある」と指摘。銅はスクラップ供給や鉱山生産の伸びが今年と来年にかけて期待を下回る一方、エネルギー転換やAIに関連する需要は堅調に推移し、2027年には約36万トンの供給不足が発生すると予測した。

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