[台北 2日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は2日、政治的な現状を維持することが世界のサプライチェーン(供給網)を守るために台湾ができる最も責任ある行動だと述べた。

台湾は、エヌビディアやアップルなどの企業にとって、世界の人工知能(AI)サプライチェーンで極めて重要な役割を担っており、その地位は半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に支えられている。

頼氏は​台北で開催のエレクトロニクス​見本市「コンピューテックス」の開会式で、「世界的なAIへの需要が高まるにつれ、安定的で信頼性があり、責任を担う能力を持つ台湾の必要性も高まっている」と指摘。

「政府は台湾海峡の平和と安定を断固として守り、現状維持に尽力する」と述べた。

中国は台湾を自国の領土と見なしており、ほぼ日常的に台湾周辺で軍艦や軍用機を展開している。

コンピューテックスで講演したエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、企業のサプライチェーンは強靱性を確保するために多様化すべきであり、台湾は米国にとって優れた戦略的パートナーだと語った。

「台湾は製造、特にハイテク製造において素晴らしい。ここはエコシステムの中心地だ」と述べた。

フアン氏は先週、台湾をAI革命の「震源地」と呼び、年間約1500億ドルを台湾に投資する計画を明らかにした。

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