Noriyuki Hirata

[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1100円84銭安の6万5833円49銭となった。原油価格が高止まりする中、短期的な過熱感が意識されて利益確定売りが優勢になった。株高をけん引してきたAI(人工知能)・半導体関連株でマイナスが目立ち、日経平均は節目の6万6000円を割り込んだ。

日経平均は300円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時1308円安の6万5625円に下落した。中東情勢の不透明感が継続し、原油先物が米標準油種WTIで1バレル91ドル台と高水準で推移する中、短期的な過熱感を警戒した利益確定売りが強まった。

株高をけん引してきたAI・半導体関連株で軟調な銘柄が多く、指数を押し下げた。日経平均は5月下旬から急ピッチで上昇し、前日には最高値を更新。「買い疲れもあって、スピード調整は必要」(東海東京インテリジェンス・ラボの長田清英チーフストラテジスト)との声があった。

もっとも、AI・半導体関連株の先高感は根強い。「下値では押し目買いが入り、(下落の)値幅が出るというより日柄調整だろう」(長田氏)という。ソフトウエア株は堅調。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)がソフトウエア業界に対する楽観的な見方を示し、AI脅威論が緩和した。ゲーム関連株も、ソフトウエア株の一角として物色された。

TOPIXは1.36%安の3887.16ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は5兆9452億2100万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、海運など10業種、値下がりは非鉄金属や金属製品、機械など23業種だった。

SHIFTや三越伊勢丹ホールディングスが大幅高だったほか、任天堂は堅調。一方、決算が嫌気された伊藤園は大幅安。太陽誘電や三井金属は大幅安だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが280銘柄(17%)、値下がりは1261銘柄(80%)、変わらずは22銘柄(1%)だった。

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