Julia Payne

[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は、主要7カ国(G7)によるロシア産原油の取引価格上限について、7月の見直しで据え置くことを提案する可能性がある。イラン戦争とそれに伴う原油価格の高騰でロシアが得る棚ぼた利益を抑える狙いがある。EUの外交筋が1日に明らかにした。

欧州委は週末に行われたEU各国代表との会合で、ウクライナ侵攻を巡るロシアに対する第21次制裁パッケージの一環として、この案を提示した。

米国を除くG7諸国と同盟国は昨年、上限価格の実効性を高めるため、変動制の価格上限を設定することで合意した。原油価格の平均的な下落を反映し、上限を1バレル=60ドルから47.60ドルに引き下げ、今年1月にはさらに44.10ドルまで引き下げた。

西側諸国はロシアへの圧力を維持したい意向だが、ホルムズ海峡の封鎖以降、ロシアは財政面で一定の余裕を得ている。

関係筋によると、欧州委は、原油高が年内続く見通しを踏まえ、今後の価格見直しでも、その時点の平均価格にかかわらず、1バレル当たり60ドルを超えないようにすることも提案する可能性がある。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。