[パリ 1日 ロイター] - マクロン仏大統領は、仏海軍が5月31日に国際制裁の対象でロシアから航行していた石油タンカー「タゴール」に立ち入り検査を行ったとXに投稿した。
「この作戦は海洋法を厳格に順守し、英国を含む複数のパートナーの支援を受けて大西洋の公海上で実施した」と説明。
「船舶が国際制裁を回避し、海洋法に違反し、ロシアが4年以上にわたりウクライナに対して行っている戦争の資金源となることは容認できない」と述べた。
大西洋海域海洋管区は1日、仏海軍がブルターニュ半島先端の西400カイリ(740キロメートル)余りの海域で、ロシアのムルマンスクから航行してきた石油タンカーに介入したと発表した。
「この作戦は、偽の船籍旗を掲げている疑いのある船舶の国籍を確認することが目的だった。検査チームが乗船して書類を調査した結果、掲げられた旗の不備に関する疑いが確認された。国際法に従い、検察官の要請によって同船は進路を変更させられた」とした。船名を明らかにしていない。
フランスと英国は、自国海域を通過する、制裁対象であるロシアの「影の船団」に関連する船舶を妨害すると宣言している。スターマー英首相は3月、英軍が「影の船団」に属する船舶に立ち入り検査を行うことを許可したと発表した。ただ海運データによると、ロシア関連の制裁対象船舶数十隻が引き続き英海域を通過している。