Kentaro Sugiyama
[東京 27日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 159.34/159.35 1.1639/1.1641 185.47/185.48
午前9時現在 159.25/159.26 1.1635/1.1637 185.31/185.32
NY午後5時 159.29/159.31 1.1630/1.1633 185.28/185.31
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤とほぼ同水準の159円前半で推移している。仲値公示付近でドル買いが強まり、一時159.32円まで上昇した。その後は中東情勢などの追加材料を待ちながら159円前半で一進一退となったが、午後1時過ぎから再び買いが強まり、午前の高値を上回った。
きょうはスポット取引(直物為替取引)資金の受渡日(決済日)が5月の最終営業日となる「スポット末日」だった。仲値公示にかけて強含んだ場面では、輸入企業やNISA(少額投資非課税制度)に関連したドル買いの需要が優勢だったとみられている。
仲値通過後は次の材料待ちの展開となり159円前半で方向感なく推移したが、午後1時過ぎから午後3時にかけて再びドル買い/円売りが強まり、159.38円まで上値を伸ばした。
午前は日銀の植田和男総裁がイベントで「原油価格ショック」に言及した。相場の反応は限定的だったが、市場からは、この「ショック」は賃金や予想物価上昇率への影響を通じて、追加利上げに踏み切る材料にも、判断を慎重化させる材料にもなり得るとの指摘が出ていた。
ドル/円の方向性を巡っては、ケビン・ウォーシュ新議長の下で、米連邦準備理事会(FRB)がどのような金融政策運営を行うかも注目されている。日本の当局による為替介入への警戒感は引き続き根強いものの、実需筋の取引を背景とした円安圧力に、米国の利上げ観測に伴うドル高圧力が加わる可能性があり、「ドル/円が160円を目指す展開は変わらないのではないか」(IG証券の石川順一シニアマーケットアナリスト)との指摘が出ている。