[上海 7日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対米ドルで3年余りぶりの高値を付けた。中東和平合意への期待と元高方向に設定された基準値に支援された。
イランは6日、戦闘終結に向けた米国の提案を精査していると明らかにした。情報筋によると、この提案は戦争を正式に終結させる一方、イランの核開発計画の停止やホルムズ海峡の再開という主要な問題は先送りする内容という。
オンショア元は序盤の取引で、1ドル=6.8033元と小幅に上昇し、2023年2月14日以来の高値を記録した。オフショア元も6.8033元まで上昇し、23年2月10日以来の高値となった。
メイバンクのアナリストはリポートで、「米国とイランが紛争終結に向けた新たな提案に取り組んでいるとの報道を受け、6日にドルはかなり軟化した。トランプ大統領は米中首脳会談の前にイラン紛争を収束させたいと考えているという当社の見方に沿った動きだ。さもなければ再び延期のリスクが生じる」と述べた。
トランプ氏は来週、中国の習近平国家主席と北京で会談する予定だ。
オンショア元は1ドル=6.8090元で取引を開始し、0214GMT(日本時間午前11時14分)時点では6.8064元と、前日終値比69ポイントの元高。
中国人民銀行(中央銀行)は市場の取引開始前に対ドル基準値(中間値)を6.8487元に設定した。23年3月24日以来の元高水準となった。ただ、ロイターの推計値と比べると400ポイントの元安だった。
オフショア元は約0.13%高の6.8053元。