Heejin Kim Jack Kim
[ソウル 7日 ロイター] - 韓国の高等裁判所は7日、尹錫悦前大統領が2024年12月に戒厳令を宣言したことに関与したとして一審判決で懲役23年となっていた韓悳洙前首相(76)に対し、懲役15年を言い渡した。
高裁は、韓被告が尹氏による戒厳令発令を助けるための重要な行為を行い、同氏を説得してやめさせようとしなかったという下級審判決を支持。戒厳令発令に向けた法的手続きを進めるために被告が閣議を招集したと述べ、閣議は尹氏を阻止する意図だったという被告側の主張を退けた。
「彼はその重大な責務を放棄し、内乱に加担する側に立った。その後、自身の罪を隠蔽する犯罪を犯しており、その罪は重い」と指摘。公文書偽造および偽証の罪でも有罪とした。
しかし、被告が外務省などでの職務を含め、50年にわたる公務歴を有している点を考慮したと説明。また、被告が尹氏の計画に積極的に加担したことは明確に立証されていないと指摘し、国会で戒厳令が否決された後、被告が戒厳令を撤回するため別の閣議を招集した事実にも言及した。
検察側は、一審判決に先立ち懲役15年を求刑していたが、控訴審では懲役23年を求めた。
韓被告は、偽証罪を除く全ての罪状を否認していた。
弁護側は上告する意向を示した。