Mike Scarcella
[ワシントン 6日 ロイター] - 人気ゲーム「フォートナイト」を手がける米エピックゲームズがアップルを相手取って起こした反トラスト法(独占禁止法)訴訟で米最高裁は6日、「アップストア」の変更に応じなかったとする下級審の差し止め命令を撤回するように求めたアップルの訴えを却下した。
差し止め命令は地裁が出し、第9巡回区控訴裁判所(サンフランシスコ)も支持していた。アップルは撤回を目指して最高裁に上訴したが、エレナ・カガン判事が却下した。
これを受けて今後は、西部カリフォルニア州オークランドの地裁でアップルが合法的に課すことができるアプリの手数料についての審理が進められることになる。
エピックゲームズのティム・スウィーニー最高経営責任者(CEO)は「最高裁は手続きの先延ばしを図るアップルの申し立てを検討し、意味がないとの判断を下した」との声明を出した。
一方、アップルは直ちにコメントを出さなかった。
エピックゲームズは2020年、アップルがアップストアを通じてアプリを取得するよう強制し、反トラスト法に違反したとして提訴。アップルはほぼ勝訴したが、21年の裁判所の差し止め命令で、開発者がウェブリンクなどを通じて他の支払い手段に消費者を誘導することを認めるよう求められた。地裁は昨年4月に差し止め命令を出すとともに、アップルが当初の判決に従わなかったとして同社に法廷侮辱罪の適用も命じていた。
第9巡回区控訴裁判所は昨年12月、アップストアの変更を義務付けた命令の一部を取り消す一方、アップルに対する差し止め命令は撤回しなかった。