米大統領選の民主・共和党両候補による第1回テレビ討論会から一夜明けた27日、共和党のドナルド・トランプ候補は次回の討論会では、民主党のヒラリー・クリントン候補への攻勢を強めると言明した。

 26日の討論会では、クリントン氏がトランプ氏の人種や女性差別的な態度、確定申告書を公表していないことなどを指摘し、トランプ氏を追い詰めた。

 トランプ氏はFOXニューズとの電話インタビューで「クリントン氏の夫(ビル・クリントン元米大統領)の浮気について攻撃しようと思ったが、娘(チェルシー・クリントンさん)が会場にいたので、思いとどまった」と語った。同時に次回討論会では「特定の方法でクリントン氏を一層激しく攻めるかもしれない」とした。

 クリントン陣営のロビー・モック選挙対策本部長は同日CNNに対し、トランプ氏の討論会に向けた準備不足を指摘。「トランプ氏が米国民が関心を持つ実際の問題以外について話したがっていたのは、準備ができていなかったからだ。米国民の生活にとって重要な問題について話す用意を整えてないまま討論会に臨んだ」と語った。

 討論会でクリントン氏が優勢だったとの見方が広がる中、アジア株式市場は持ち直し、米株価は上昇して寄り付いた。

[ヘンプステッド(米ニューヨーク州) 27日 ロイター]
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