イツ連銀のドンブレト理事は18日、欧州中央銀行(ECB)は巨額の不良債権を抱えながら政治的な理由で存続している「ゾンビ銀行」に対処する必要があるとの認識を示した。銀行関連の会議で述べた。

理事は、ECBは破綻のリスクがある銀行に対し、早期介入の権限を活用すべきだと主張。銀行監督の一元化や単一の清算基金制度が権限を行使し、経営難の金融機関を再編、最終的には支払い能力のない銀行を清算することが必要との考えを示した。

またイタリアの銀行の不良債権問題が取り沙汰されているが、これはイタリアに限った問題ではないとし、「政治的な理由で存続している銀行がなお多数残っている」と述べた。

イタリアの金融機関が経営難の銀行に対する支援を目的に創設で合意した基金については、歓迎する意向を表明。「イタリアは不良債権を取引する流通市場が必要であり、今回の決定から恩恵を受ける」とした。

[フランクフルト 18日 ロイター]
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