父親と母親がほめ方を変えると効果的
父親が子どもをほめる場合、母親とは少し視点を変えると効果的です。父親は子どもが「何かができた」「何かをやった」という結果よりも、物事に取り組むプロセスで「努力を尽くしたこと」に重点を置いてください。
例えばキャッチボールでストライクをいくつ投げたかでなく、下手でも全力で投げていたならば、その努力を認めてあげるのです。結果に重点を置くと、手を抜いてでもストライクを投げることに意識が向かってしまいます。子どもの才能を大きく伸ばすには、全力で投げるというプロセスをほめることが大切です。
一般に子どもを「ほめる・しかる」は「7:3」がバランスよいと言われます。ところが実際には「7:3」(あるいはそれ以上の割合)でしかることの方が多いという調査結果があります。
親は常に意識して子どもをほめるようにしていないと、いつの間にか子どもをしかることが多くなってしまうのです。しかられることが多くなると、子どもは自分の弱みや短所を気にするようになり「自信」や「やる気」が育ちません。
子育て上手な親は、子どもの良い面を見つけて、認めて、ほめて、大きく伸ばす子育てを実践しています。自宅待機中の今は、子どもの「良い面」を引き出し伸ばすチャンスなのです。
「溺れる者はワラをもつかむ」ということわざがあります。溺れそうになっている時、危急の時には人はワラにでもすがりたくなるものです。子どもが成長して、困難に直面した時「ワラ」の役割を果たしてくれるのが「強み」です。
子どもの人生において、今ほどまとまった時間を取れることは二度とないでしょう(老後を除く)。新型コロナ騒動が収束すれば、学校、習い事、受験、就職と、休む間なく「やるべきこと」に追われる日々が待っているのです。
今、子どもの「好きなこと」や「得意なこと」に思い切り取り組ませ「強み」を作ってあげてください。その「強み」が下支えとなって、一生子どもを逆境や困難から守ってくれます。

