<南アフリカの白人に対する「人権侵害」を理由に、トランプ政権がG20欠席を表明>

2025年11月7日、ドナルド・トランプ米大統領は、今月下旬に南アフリカのヨハネスブルクで開催される予定のG20サミットに米政府関係者を派遣しないと発表した。同国で「白人の迫害が行われている」という理由からだ。

【動画】ホワイトハウスを訪ねた南ア大統領に、トランプが予告もなく突きつけた「白人虐殺」の「証拠」映像や報道。後の検証でフェイクと判明した

「G20が南アフリカで開催されることは完全な恥だ」と、トランプは自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿。アフリカーナー(オランダ、フランス、ドイツなどからの移民の子孫で構成される白人系住民)の農家に対し、暴力や土地の接収といった「人権侵害」が同国政府により黙認されていると非難した。

こうした主張について、南アフリカ政府はこれまでも一貫して強く否定してきた。

トランプは以前からG20出席を見送る意向を表明していたが、代理として出席予定だったJ・D・バンス副大統領の派遣も取りやめた。事情に詳しい関係者が匿名を条件にAP通信へ語った。

南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は、2025年5月21日にホワイトハウスでトランプと会談した際、アパルトヘイト(人種隔離政策)の廃止から30年経った今でも、白人の生活水準は依然として多数派の黒人より高いことを指摘し、トランプの主張を「完全に虚偽」と一蹴していた。

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