<2017年11月14日号のニューズウィーク日本版に掲載されたリアム・ギャラガーの独占インタビューを読めば、今年のオアシス再結成ツアーが「奇跡」と呼ばれることを実感できる>

10月25 日、26日に東京ドームをわかせたオアシス(Oasis)の再結成ライブ。16年ぶりに来日した彼らを迎えたファンで満席のドームは、これ以上ないくらい多幸感に満ちていた(これほど多くの人が――ほぼ100%だろう――ツアーTシャツやグッズを身に着けているライブも珍しかった)。

オープニングの「Hello」から、アンコールのラスト「Champagne Supernova」まで、名曲の数々を惜しみなく披露する彼らにファンは歓声を上げ続け、一緒に歌い続けた。

1991年にノエルとリアムのギャラガー兄弟を中心に結成されたオアシスは、2人の確執が常に話題となり、2009年に兄ノエルが脱退したことにより解散。それから8年後、ニューズウィーク日本版2017年11月14日号に掲載された弟リアムの独占インタビュー(「ノエルに謝ることなんて何もない」)を以下に再録する。

これを読めば、今回の再結成ツアーが「奇跡」と呼ばれることをあらためて実感できるだろう。

◇ ◇ ◇
次の曲は「ロックンロール・スター」だ!

おなじみのパーカー姿のリアム・ギャラガーがそうほえると、印象的なギターのイントロが鳴り響き、オアシスの94年のヒット曲が始まった。ブルックリンの小さな会場に集まったファンは大喜び。リアムはタンバリンを片手に「俺はロックンロール・スター」と歌い上げた。

イギリスの国民的ロックバンド、オアシスが解散したのは09年のこと。リードシンガーだったリアムが10月、初のソロアルバム『アズ・ユー・ワー』を発表した。ブルックリンでのミニライブは、ソロ活動のいわば肩慣らしだった。

ソロとしてオアシスの曲を披露するのは、どんな気分なのか。グループ解散の原因の1つとなった、兄ノエルとの不和は解消したのか。本誌ザック・ションフェルドが、ツアー中のリアム・ギャラガーにミラノで話を聞いた。

――音楽から離れていた数年間、日課のようなものはあったのか。

酒を飲むことだな。朝起きて、ジョギングでもして、午前9時にはやることがなくなる。10時頃シャワーを浴びて、「そうだ、パブに行って昼メシでも食おう」と思い立つ。それで12時頃パブに行くんだけど、気が付くと午前2時になってる。あー、またやっちまった、っていうのの繰り返しだ。

――ソロ第1弾シングルの「ウォール・オブ・グラス」は素晴らしい曲だが、誰かをけなしているようにも聞こえる。

いや、いや、いや、全然違う。誰かをけなす曲なんて書かない。けなすなら、曲でなくてメディアでけなしてやるさ! この曲で歌っているのは、「誰もがある日、ガラスの壁みたいに粉々に砕ける」ってこと。それって誰にでも言えることだろう? だから人生は貴重なんだ。

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