極右の強さは見かけ倒し?

ブカレストに拠点を置くシンクタンク、グローバルフォーカス・センターのオアナ・ポペスク=ザムフィル所長は19日、この結果について「MAGAの手法が米国外で通用するのは難しい」ことを示したものだと本誌に対して述べた。

ザムフィルによると、ルーマニアで極右が急激に台頭した背景には、政治階級や統治の質への幻滅があるという。しかし、より有能に見え、「おそらくより大統領らしい」候補が現れたため、極右から他候補へ支持が流れた。

「極右が見た目ほど強いわけではないということが、今回の選挙結果で明らかになっている」

米シンクタンクのアトランティック・カウンシルのダニエル・フリード特別フェローも、シミオンはトランプのMAGA運動にすり寄り、保守派の政治行動会議に出席した上、トランプの元側近だったスティーブ・バノンのポッドキャストにも出演したが、ルーマニアでの支持にはつながらなかったと本誌に語った。

他にも、ウクライナのゼレンスキー大統領はダンの勝利を称賛した。ダンの勝利は、ルーマニア政府がウクライナの対ロシア戦争への支援を継続することを意味するためだ。

右派の脅威は消えたわけではない
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