自分がやるべきことを見つめる冷静さが必要
ちょっといいことがあると、すぐに感情メーターがプラスに思い切り振り切れてしまう。ちょっとよくないことがあると、感情メーターが極限までマイナスに振り戻されてしまう。これでは、冷静になる必要があるときに、なかなかメーターをフラットに停止できなくなってしまいます。
また、一喜一憂ばかりしている人は自分の感情をすぐに周囲に表してしまいがち。状況が変化するたび、すぐ喜んだりすぐ悲しんだり、という理性的ではない感情の起伏が激しい姿を “周囲がどう見るか、どう思うか” という視点も大事になるでしょう。
誤解のないように申し上げますが、決して「喜ぶな」「悔しがるな」と言っているわけではありません。ただ、事あるごとにいちいち浮ついて思い上がったり、うつむいて悲観的になっていたりしたら心も体ももたないでしょう。そして、人が “足元をすくわれる” のは、得てしてそういうときなのです。
ひとつの成功で “我が世の春” のようにのぼせ上がらず、そこからなお反省点を探し出す。ひとつの失敗で “この世の終わり” のように落胆せず、そこから同じ失敗を繰り返さない努力をする。目の前のいい悪いだけに振り回されず、成功からも失敗からも成長や学びを得る。最終的に成功をおさめ、夢や目標を叶えるためには、プロセスに一喜一憂せず、自分がやるべきことを見つめる冷静さが必要だと思うのです。

銀座のママに「ビジネス哲学」を聞いてみたら』(ワニブックスPLUS新書)(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

伊藤由美『
※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら。

2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます