英、水際対策など強化でブラジル・南ア変異株抑制の兆し=保健相

2021年2月22日(月)09時05分

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国のハンコック保健相は、新型コロナウイルスの水際対策や接触者追跡の強化により、ブラジルと南アフリカの変異株の感染拡大が抑制されているようだとの認識を示した。スカイ・ニュースで述べた。

同相は22日に政府が発表するロックダウン(都市封鎖)緩和のロードマップについて、変異株によってワクチン接種に影響が及ぶ可能性を政府はなお懸念しているとし、データを分析する時間が必要だと指摘した。

ただ、初期の兆候は心強いとし、「接触者追跡の強化と国境での対策厳格化が奏功しており、われわれの警戒態勢が以前よりはるかに強力であることを示す証拠がある」と述べた。

英国ではワクチン接種が予想より速いペースで進んでおり、ジョンソン首相は22日に封鎖緩和のロードマップを示す。

ハンコック保健相は次のステップについて「現在実施している措置の影響を見極めることが非常に重要だ」と述べた。また、政府の考えについて国民に指針を示すロードマップを提示したいとした上で、今後得られるデータも注視すると強調。

「幸い(英国型以外の)他の変異株は現在、国内でほとんど確認されていないが、これらの変異株から身を守ることが重要だ」と語った。

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