脅迫的な言動、朝鮮半島巡る問題解決にはつながらず=中国外務省

2017年9月19日(火)19時30分

[北京 19日 ロイター] - 中国外務省は19日、脅迫的な言動は朝鮮半島を巡る問題の解決にはつながらない、との見解を示した。同省報道官が定例記者会見で述べた。

マティス米国防長官は18日、北朝鮮情勢に絡んで軍事的オプションの存在を示唆した。長官は、韓国の首都ソウルを深刻なリスクにさらすことなく米国が北朝鮮に対してとれる軍事的な選択肢はあるかとの質問に、「そうした選択肢はある」と応じたが、詳細には触れなかった。

中国外務省の報道官は、定例記者会見で、マティス米国防長官の発言について質問された際、朝鮮半島の核を巡る問題は、言葉や行動による軍事的な脅迫は解決につながらないことを示していると説明。そうした言動は緊張を高めるだけで、朝鮮半島の非核化という目標達成をより複雑にし、解決を困難にするとの見方を示した。

中国の王毅外相は、国連でロシアのラブロフ外相と会談した際に、北朝鮮の核開発問題は平和的に解決される必要があるとの見解を示している。

*内容を追加しました。

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