世界の石油在庫は縮小へ、欧米の需要旺盛=IEA

2017年9月13日(水)18時05分

[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日、欧州と米国の需要が予想以上に伸びる一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国の生産が減少した結果、世界の石油在庫は縮小し始めているとの見方を示した。

IEAは、2017年の世界の石油需要は日量160万バレル増加する、と予想した。前回予想(日量150万バレル増)を引き上げた。

「OECD(経済協力開発機構)の需要の伸びは、引き続き想定を上回っている。中でも、欧州と米国で需要拡大が顕著だ」と指摘した。

先進国の旺盛な需要を背景に、世界の石油需要は第2・四半期、日量230万バレル増加。一方、供給サイドを見ると、世界の石油生産量は8月、日量72万バレル減少し、4カ月ぶりのマイナスを記録した。

IEAは「最近の投資家の動向を踏まえると、需給はひっ迫し、価格は非常に緩やかながらも上昇すると予想されているようだ」とした。

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