ローマ法王、気候変動に対応しないと「人類は滅亡」

2017年9月12日(火)16時17分

[専用機中 11日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは10日、このところ相次いでいるハリケーンを受け、気候変動に対処しなければ人類が滅びるということを理解すべきだと述べた。コロンビアから帰国する専用機中で記者団に語った。

法王は気候変動について「引き返さなければ、われわれは滅びるだろう」と述べ、温暖化ガス排出削減をうたった2015年のパリ協定を強く支持した。米国は今年、協定脱退を表明している。

法王は、「イルマ」や「ハービー」など最近相次ぎ発生したハリケーンに関連し、他国と協力して温暖化に対応したがらない政治指導者は地球の将来に対して道徳的責任を問われるべきかとの質問には、「気候変動の影響ははっきりしており、科学者は歩むべき道を明確に示している。われわれは全員が多かれ少なかれ道徳的な責任を負っている。政治家にも責任がある」と語った。

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