パリ地域の観光客、今年は過去最大の勢い=観光局

2017年8月23日(水)16時45分

[パリ 22日 ロイター] - フランス観光当局によると、今年上半期にパリ地域を訪れた観光客は2008年の統計開始以来最多の1640万人となり、通年でも過去最大に達する勢いを見せている。

2015年11月に130人の死者が出た同時多発攻撃で一時落ち込んだが、強い回復が裏付けられた。ただ、先週スペインのバルセロナで起きた攻撃事件で訪問を再考する人もいる可能性はあるという。

パリ地域の観光局責任者は、7、8月が好調で、9月の予約も順調なことから、通年では3200万─3400万人になる可能性があるとしている。

2016年は3000万人、2015年は3200万人だった。

バルセロナについては、いまは観光部門が打撃を受ける公算が大きいものの、パリやニューヨークの経験から回復は見込めると述べた。

上半期のパリ地域観光客は前年同期比10.2%増。外国人は米国と中国を中心に14.9%増加した。英国からの観光客は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴う不透明感によるポンド相場下落を背景に減少した。

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