駐ロ米大使館、ビザ発給を大幅に縮小へ 外交官削減要求受け

2017年8月21日(月)19時03分

[モスクワ 21日 ロイター] - 駐ロシア米大使館は21日、ロシアでの米国査証(ビザ)発給を大幅に縮小していく方針を明らかにした。

米国の対ロシア制裁強化法への報復で、ロシアが米外交官の大幅削減を要求したことを受けた措置。

米大使館は声明で、移民以外のビザ発給を8月23日からロシア全土で一時停止すると発表。9月1日に「大幅に規模を縮小して」発給審査を再開する意向を示した。

この措置は、米国への観光旅行を望むロシア国民がモスクワまで出向かなければならないことを意味する。モスクワ以外の米総領事館は利用できなくなる。

ロシアのプーチン大統領は米議会による制裁強化法の可決を受け、米政府に対し9月1日までに外交官ら755人を削減するよう要求している。

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