中国華信能源、ロスネフチ株取得で協議=関係筋

2017年8月18日(金)14時53分

[香港/北京 17日 ロイター] - 中国のエネルギー複合企業である中国華信能源(CEFCチャイナ・エナジー)がロシア石油大手ロスネフチの株式取得へ向けて協議に入っていることが、事情に詳しい関係者3人の話で明らかになった。

関係者によると、中国華信能源の会長とロスネフチの最高経営責任者(CEO)の間では既に2回の会談が行われており、両社幹部が予備的な交渉を進めている。

中国華信能源がロスネフチにいくら投資するかや、ロスネフチの新株と発行済み株式のどちらを購入するかは、明確になっていない。関係者の1人は、ロスネフチは小売事業の株式を売却する可能性があると話した。

また別の関係者の話では、中国華信能源はこの投資案件に取り組む約40人のタスクフォースを編成。ロシア高官が来月上旬に北京を訪問する際に、両社がこの案件を発表する可能性があるという。

中国華信能源の広報担当者は協議に関するコメント要請に対し、両社が8月2日に業務提携に関する契約を提携したと述べた。中国華信能源のウェブサイトによると、提携は石油・ガスの掘削から金融サービスに至る幅広い分野を対象としている。

ただ、この広報担当者は、両社の協議に株式取得が含まれているかどうかについては言及しなかった。

またロスネフチの広報担当者は、同社が中国を戦略的パートナーとみており、中国華信能源を含む幅広い中国企業と提携を進めていると話した。

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