中国、南シナ海の「安定維持」望む=外相

2017年7月24日(月)18時53分

[バンコク 24日 ロイター] - 中国の王毅外相は24日、訪問先のタイで、中国は南シナ海の安定維持を望んでいると表明した。

南シナ海を巡っては人工島を造成し、軍事拠点化を図る中国が国際法に違反しているとして米国が非難しているほか、近隣のブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾、ベトナムも中国と同様に領有権を主張している。

一方、タイはこの問題で中立スタンスを維持している。

王毅外相は、記者団に対し「(中国は)行動宣言と行動規範について合意した条件を順守し、南シナ海の安定を維持すること」を望むと語った。

中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は5月、南シナ海の行動規範の枠組み草案で合意した。

同相は、来月にフィリピンで開かれる中国・ASEAN外相会議を前にタイを訪問、「中国とタイは兄弟のようだ」と述べた。

タイのドン外相は両国の関係を称賛し、二国間には「何の障害もない」との認識を示した。

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