米ロ首脳は非公式に対話、秘密会談でない=クレムリン

2017年7月21日(金)15時25分

[モスクワ 20日 ロイター] - ロシア大統領府は20日、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が今月行われた20カ国・地域(G20)首脳会議の際に「秘密の会談」を行ったわけではないとしながらも、夕食時に非公式に対話したことを確認した。

対話があったことが公表されると、トランプ大統領の米ロ関係対応に不満な一部米政治家の間に動揺が広がった。

ロシアのペスコフ大統領報道官は、記者団との電話で対話の性質について質問され「秘密の2度目の会談は行われていない」と述べ、非公式な対話で養子縁組の問題などが話題になったと説明した。プーチン大統領は2012年、米国における新たな人権法に対する報復として、米国人がロシア人の子どもを養子に取ることを禁止する法案を承認した。

ペスコフ報道官は、現時点であらためて会談を行う計画はないが「どこかの時点で」そうした会談が行われる可能性はあると述べた。

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