中国と北朝鮮の貿易額、上半期に10.5%増 輸入は減少

2017年7月13日(木)13時46分

[北京 13日 ロイター] - 中国税関当局が13日に発表したデータによると、1─6月の中国と北朝鮮の貿易額は前年比10.5%増の25億5000万ドルとなった。

北朝鮮からの輸入が13.2%減の8億8000万ドルとなった一方、北朝鮮への輸出は29.1%増の16億7000万ドルとなった。

税関当局によると、輸出は、繊維製品など、国連の禁輸措置対象外の労働集約型商品が中心だった。

トランプ米大統領は前週、中国と北朝鮮の貿易額は第1・四半期に40%近く増加したとして非難し、北朝鮮問題を巡る中国側の努力に懐疑的な見方を示した。

中国はこれまでに、国連の対北朝鮮制裁を完全に履行していると繰り返し表明しており、北朝鮮との間で制裁対象外の「通常の」貿易取引を行うことにはいっさい問題はないとの立場を示している。

税関当局の報道官は1─6月の貿易額が増加したことについて、北朝鮮からの輸入は3月以降、毎月減少しており、中国が国連制裁を履行していないことを示すものではないと述べた。

*内容およびカテゴリーを追加しました。

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