シリア南西部停戦、米・ロシア・ヨルダンが合意

2017年7月8日(土)04時35分

[ハンブルク 7日 ロイター] - 米、ロシア、ヨルダンの3カ国は、シリア南西部での停戦に合意した。トランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談後、米ロ双方が明らかにした。ロシアのラブロフ外相によると、停戦は9日に発効する予定。

ティラーソン米国務長官は、停戦地域はヨルダンの治安に関わり、シリアの戦闘地域のなかでもかなり複雑な場所だとした上で「同地域の治安を誰が確保するかについて、明確な合意に至った」と表明。「今回の合意はシリア問題で米ロ両国が協力できることを初めて示すもので、両国は協力継続に向け、シリアの他の地域についても非常に長い議論を行った」と述べた。

シリア南西部のどの地域が停戦の対象になるかは不明。ただ「緩衝地帯」に関するこれまでの米ロ協議では、ヨルダン国境に近いデラ州やイスラエル国境に近いクネイトラが含まれる。

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