中国の新環境保護相、長期にわたる汚染との戦い呼び掛け

2017年6月27日(火)19時18分

[北京 27日 ロイター] - 中国は27日、環境保護相に李干傑氏(52)を指名した。新華社が報じた。同氏は環境保護省の職員に対し、大気、水質、土壌の汚染の除去に向けて「長期にわたる戦い」を呼び掛けた。

先月に北京市の代理市長に指名された陳吉寧氏の後任となる。

李氏は清華大学の修士課程で原子炉工学を学んだあと、環境保護省の原子力安全部門に勤務した。昨年10月には河北省の副書記に就任していた。

今年1─5月でスモッグが最も深刻だった中国の10都市のうち、6都市は河北省に位置している。同省は李氏の汚染問題への対応で焦点となるとみられる。

河北省は2020年までに「最も厳しい環境保護システム」を導入する方針を示している。

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