UAE高官、カタール問題「岐路に」 要望書受け入れ拒否なら

2017年6月26日(月)11時34分

[ドバイ 24日 ロイター] - カタールと断交したアラブ首長国連邦(UAE)の政府高官は24日、UAEやサウジアラビアなどアラブ4カ国が提示した要望書をカタールが受け入れなければ、この問題が「岐路」を迎えると語った。

サウジ、UAE、エジプト、バーレーンは問題解決に向け、アルジャジーラTVの閉鎖やイランとの関係縮小、トルコ軍への基地提供停止などを含む13項目をカタール側に要望していた。

UAEのガルガシュ外務担当国務相は、カタールとの交渉はなお優先課題だが、4カ国の要望が公開されたことが仲介努力に悪影響をもたらしたと指摘。

期限とした10日以内に要望を受け入れない場合、カタールは孤立化すると警告した。ただ、既に外交関係や通商関係の一部を停止していることもあり、新たな措置を取るかどうかは明らかにしなかった。

この問題を受けて、カタールを支援するトルコはドーハに兵士を急派したが、ガルガシュ氏はこの派遣が「事態を無意味に深刻化させるものだ」とし、トルコ政府に分別ある行動を求めた。

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