原油先物が上昇、ドル安で 供給過剰懸念は根強い

2017年6月26日(月)16時22分

[ソウル 26日 ロイター] - 26日アジア時間の取引で原油先物価格はドル安を背景に上昇。ただ、米国における石油掘削活動の拡大を受け、石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国による協調減産にも関わらず、世界的な供給過剰状態が続くとの懸念が強まっている。

0623GMT(日本時間午後3時23分)時点で、北海ブレント先物は、0.45ドル(1.0%)高の1バレル=45.99ドル。

米WTI原油先物は、0.43ドル(1.0%)高の43.44ドル。

アナリストは、投資家のショートカバーで原油高が進んでいるものの、価格を支えるファンダメンタルズ要因はほとんどない、と指摘している。

原油価格は10カ月ぶり安値から反発しているものの、主要産油国が協調減産の延長を決定した5月下旬の水準を13%ほど下回っている。

*内容を追加しました。

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