英内相、警察官減少がマンチェスター事件の一因との見方を否定

2017年5月26日(金)18時15分

[ロンドン 26日 ロイター] - ラッド英内相は、22人の死者を出したマンチェスターでの自爆攻撃の一因が警察官の減少にあるとの見方を否定した。25日夜に報じられたBBCの討論番組「クエスチョン・タイム」で述べた。

ラッド内相は、「警察官が2万人減少し、このような残虐事件が起きた。政府は予想しなかったのか」との有権者の問いに対し、「警察官を多く配置すれば、テロ行為は起きなかったということを言うべきではない」と発言。対策は適切に行われているとの見方を示した。

これを受け、26日から再開する6月8日の総選挙に向けた選挙活動において、警察予算の行方が争点になるとみられている。野党・労働党は警察官を1万人増加させると公約に掲げている。

政府のデータによると、保守党が連立与党として返り咲いた2010年から2016年までに警察官は1万9000人減少した。

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