米FBI長官後任人事が難航、有力候補が消極的な姿勢

2017年5月17日(水)08時58分

[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領が9日に解任したコミー前連邦捜査局(FBI)長官の有力後任候補とされる2人が16日、指名受け入れに消極的な姿勢を示し、後任人事の難航が浮き彫りになった。

共和党のジョン・コーニン上院議員(テキサス州)は声明で、上院で保守主義政策の実現に取り組むことが最善の道だとホワイトハウスに伝えたことを明らかにした。

また、メリック・ガーランド米連邦高等裁判所判事の関係筋は、同氏に「司法の職を離れる考えはない」と語った。

両氏のアドバイザーらは、FBI長官に就任すれば政治的駆け引きや論争に満ちた職に就くことになるとして、指名受け入れに慎重な助言をしたことをロイターに明らかにした。

このほか候補に名前が挙がっているトレイ・ガウディ下院議員(共和党)も15日、FBI長官のポジションに関心はないと表明している。

スパイサー大統領報道官は16日、後任の指名はトランプ大統領が初の外遊に出発する19日までに行う可能性がまだあると述べた。

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