カナダ、木材巡る米との対話で前進、合意はまだ見通せず=外相

2017年4月27日(木)08時00分

[オタワ 26日 ロイター] - カナダのフリーランド外相は26日、カナダから米国への木材輸出を巡る問題で両国間の対話にここ数日間で前進が見られたものの、合意には「まだ至っていない」との認識を示した。

ロス米商務長官は24日、カナダ産針葉樹材に平均20%の相殺関税を適用する方針を明らかにした。

フリーランド外相は、23、24両日にロス長官と木材について長時間、意見を交わしたとし、「対話で前進を遂げたが、合意にはまだ至っていない」と述べた。

その上で「交渉による合意が可能だと信じているが、裁判で争う用意ももちろんある」と言明した。

また、相殺関税は「懲罰的かつ不当で、とにかく間違っている」と指摘し、カナダは強い姿勢で国内産業を守ると述べた。

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